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LogCounterX by taquino
ここのタイトルがおぼえ書きっていうくらいだから、覚えてるうちに書いておこうってワケで。今年行って来たアメリカの釣りはどんなもんだったかと。

今年はめんずらしく7月に行ったんですけど、まぁなぜに今年はいつもの9月ではなくて7月かと言うお話は別の項で後ほど書きます。とにかく今年は7月!まさにベストシーズンなわけで、虫はでかいわ、魚はシーズン始めの美しさだわ、寒くないわでいいことづくしのような気もしていたのですけど。。。

7月2日に成田発の飛行機でスカっと旅立った筆者はこのクソ熱い日本とはやっとお別れ出来、ヴァケーション気分でるんるんランランで降り立ったソルトレイクシティーでの灼熱地獄で出鼻をくじかれたわけです。その暑さは「熱い」と書いたほうがピッタリなほどの暑さでして、日本から来た若干33歳・・の潤いたっぷりのお肌から瞬時に水分を奪い取り、その殺人光線で露出している肌を容赦なく攻撃し、旅の終わりには太陽が憎憎しく思えるほどのすさまじい暑さでした。

7月2日に入国して、3日の昼にはヘンリーズフォーク入り。で挨拶に廻ってイブニングから釣りはじめ。現地のコンビニの店主、ブラッドリーに聞いてみると、なんとまだブラウンドレイクが残っているとのこと。早速イブニングにはボーンフィッシュフラットで待機。

今まで吹いていた風がいつものように弱くなり、30分もしないうちに無風の状態になった。頭上を見上げるとかなりの数のでっかいスピナー、ブラウンドレイクだ。手や肩にとまるとちょっとびっくりするほどのサイズ。周りにはフライシッシャー3人がいつのまにか200m間隔でウェーディングしていた。ありゃ、みんなもうウェーディングしてるよ。なんて思っていると20mほど下流で

「ガボッ」・・・・

おおぉぉおおーー!!!やってるよ!はじまってんじゃん!!すげーなでけーよとぶつぶつ言いつつウェーディング開始。バンクから10mの位置で待ち構えていると、バンクぎりぎり、どクロスの好位置で「ガボン」ライズ。

おおほっおほおほ。緊張と今回の一投目っていう興奮で声もうわづりとりあえずキャスト。・・ぜんぜんだめ・・。1mも手前だよ。・・2投目・・。だめ・・30cm手前だよ・・・。っと思ったらでっかい口を開けて真横になってフライを一飲み。

4X のティペットが水中に引き込まれるのを見ながら一呼吸おいてロッドを立てるとものすごい重みで動かない。4Xのティペットを使っている事もあってロッドはすでに満月状態。「オラオラーこっちは4X使ってんだよ、動かないならすくっちゃうぞー」と強気にリーリングしながらにじり寄る。驚いたように猛ダッシュ・・・と思ったら大ジャ〜ンプ!!で腕ごと持っていかれた。水面に踊り出た魚体はとにかくでかい。。着水音も他の魚とは違っていた。

普通ならこんな魚は獲れないが、今日のティペット4X!!おまえはオレのもんだ〜!!と心の中で叫びながらとにかく強引に寄せた。過信や思い込みは怖いもので再度の大ジャンプでリールのドラグがついて行けずに4Xのティペットもフライからプッツン・・・・。しばし放心。足はガクガクの指先プルプル。オープニングデイから派手な魚を掛けることができて最高な始まりだった。

それからは12日の午前までの8日間をヘンリーズフォークで過ごすがキャッチした魚はなんと2匹。フラブやラスティースピナーのハッチはあるんだけど、ミスしたりはずれちゃったりであり、つれない川なのは変わらないわけで・・。

この期間でもストームが来て、イブニングの釣り無しで終わったり、朝から何も無しな日もありで、チャンスばかりでは無いのは7月も9月も同じだった・・。筆者はけっこう7月をなめてかかっていたので「おおぉ、こんなはずじゃ・・。」と言うことしきりだった。って腕がないだけだろ>オレ。・・

10日、11日と雨で寒かったり水高かったりで低調なのに加え、12日の午前中、ミリオネアでその水の高さに気付かず、いつものコースで川を横切ろうとした際、予想以上の深さに川の中央でビビり、コケ、流された。胸のカメラバックまで浸水しやがってチクショ〜FoxOOreめ!!もうちょっとまともな防水バック作りやがれ!とバックにコケた責任をなすりつけ、午後から一路、ミズーリに向かうのだった。僕のNIKON F3ちゃんは水をかぶりこの次点でご臨終とあいなった。だっふんだ。
ちなみにFoxOOreのカメラバックは防水仕様ではありませんでした。とほほ。

12日午後から15日の午前までミズーリに滞在した。この間は毎日ちゃんと釣れる。なんだよオレ、ちゃんと釣れるじゃん!!しかも2日目にブラウンの21.5inch釣っちゃったよ!!美しすぎるぜブラウンチョラウト!サイコーだよミズーリ!!わが心の川よ〜ぅ!!!と叫んではみたものの、やっぱり気になるヘンリーズフォーク。もしかしたら今日あたりフラブのスーパーハッチかも、と思ったり、今日は風が無い・・・まさかヘンリーズフォークではもっと風が無いかも・・・。なわきゃねーだろ>オレ。と気になること数回。ってわけで正味3日しか釣らずにヘンリーズフォークに帰ったのであります。

しかし、この短期間で(筆者のような釣り人でも)しっかり釣れるミズーリってやっぱり凄く、すんばらしい川だ。クロスカレンツってゆー店のアスパラくん(筆者は勝手にこう呼んでいる。)曰く、夜10時まわるまで川にいろ!とのことだったんだけど、初日は「真っ暗じゃネーか!アスパラ君、うそ言ってんじゃネーよ!!」と帰ってしまったのだが、2日目騙されたと思って川にいてみると、ななななんと、ものすんげーカディスのハッチじゃあーりませんか!!しかも半端じゃない!見た事無い!!息が出来ねー!!!ってほどであり、おまけに蚊もすげーって訳で釣れた魚も美しデケェ〜!!であった。

15日から最終の22日まではいい日を過ごした。釣りにならない時も在ったが毎日チャンスに恵まれた。釣れないけど。

中でも忘れられないのはログジャムの前でかけた一匹。今年のヘンリーズフォークの凶暴なやつは、かけた瞬間切られるか、もってもバッキングまでだった。とにかく相手にならなかった。何匹もこんなやつで失敗してるから自然と対応するようになってきた頃、偶然かけたスンゲーやつ。例のごとく、フックにかかった瞬間、腕ごと持っていくが、この時は偶然にも切れなかった。そのあとは怒涛のランで5秒ともたずバッキングまで引っ張り出される。ログジャムとお立ち台の間の重く太い流れに入られないように、何とかプレッシャーを掛けて魚を上流に向けるが、ラインの先とは全然違うところで大ジャンプ。一瞬誰の魚かと思うほどあさっての方向でジャンプする。重いフライラインが魚の動きに付いて行けないのだ。そんなレインボーの動きに圧倒されていると今度はこっちに向かって走り出す。すぐさまリールを巻くがとてもついていけない。はずれたか・・・と思った瞬間ラインが一直線にテンションを取り戻し、流芯に引っ張り込まれた。

まんまと流芯に入ったレインボーはログジャムの横をあっちゅーまに駆け下る。木の端に引っかかったラインは「クィイ〜。」っと妙に嫌な音をたてて、まだレインボーが針にかかっている事を教えてくれた。浸水覚悟でログジャムまでにじり寄り、引っかかっていたバッキングラインを竿先で外してもなお、魚の感触が伝わってきた。無我夢中でリールを巻き始めた時、フッとテンションは抜けてフライは藻の塊に変わっていた。

だらりと延びたバッキングラインを巻きながらログジャムの上にへたり込む。興奮で足が震えてまともに立つ事も出来なかった。例のごとく釣れないけれど、こんなにスゴイ魚がいることが素直にうれしかった。一生かかっても釣れないかも知れないが、チャレンジのし甲斐があるじゃないの。こんな魚を相手に出来ること自体がここでは幸せなんだ。

帰国の日にはやっぱりいつもと同じく寂しい気がした。7月に行けば楽勝なんて甘すぎだよ。だってここはヘンリーズフォークなんだから。
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